Amazon QuickSight 正負に関わらず差分の大きさ(絶対値)でソートする方法
Amazon QuickSight のテーブル表示において、数値の正負に関わらず変化の大きさ順にソートする方法を紹介します。
理想の状態
差分の大きさを絶対値ソートしたい。
サンプルデータ
ホテルの部屋タイプごとの予約数変動を例に、実装手順を説明します。
予約数の変動(差分)計算方法は、以下のブログを参照してください。
実装手順
1. 差分の絶対値を計算
まず、abs
関数を使用して差分の絶対値を求めます。差分を求めた計算フィールドをabs()
で括るだけです。
「差分絶対値」列を新たにテーブルへ追加し、前々日予約数と前日予約数の差分の絶対値を表示します。
2. 差分絶対値でソート
次に、「差分絶対値」列を基準に降順でソートします。
これにより、予約数の変動が大きいものが上位に表示されます。
3. 表示の最適化
最後に、差分絶対値の列を非表示にして見た目をスッキリさせます。
これにより、差分が絶対値でソートされた状態を維持しつつ、視覚的に分かりやすい表示になります。
おわりに
QuickSight を使用して差分の大きさ順にデータをソートする方法を紹介しました。データの変動を効果的に可視化し、洞察を得ることや傾向分析に役立つのではないでしょうか。